こんなお墓もあるのか?

墓じまいを依頼され、旧来の墓に遺骨が二つ納骨されていました。


普通ならパウダーにお願いしますとなるのですが、遠くの親戚や兄弟がお墓参りをしたいというので、近くて安い墓地を探しましたので、遺骨はそちらへ改葬してくださいといわれました。


行ってみたら驚きました。


普通のお寺の一角に全く異質な空間が在りました。


ペットの墓くらいの大きさの墓石が数多く並んでいました。


自分は石屋だという担当者がその小さな墓石を横にずらすと、3インチ(90mm)のエンカビニールのパイプが表れました。



そのパイプの中に予め木綿の袋に移しかえた遺骨を鉄の棒に吊して、そのパイプの中にいれ始めました。



その担当者なる人がいうには、5人家族なら十分に入りますというのです。



私が写真を撮ろうとしたら、「だめです、これは特許なので撮らないでください。」と言われました。



あまりにも馬鹿にしたような墓に、私は驚きを隠せませんでした。



それが30万円だと言っていました。




何故、そこまでして墓に拘るのでしょう。



墓じまいをしたのにまた、墓を買うのです。



そのペットのような墓石には、○○家の墓と書いてありました。



石材店はお寺と手を組んでいろいろな手法の墓を考えます。



でも、本当に必要でしょうか?



唖然としながらご依頼なので、その特殊な墓へ改葬した経緯がありました。

石の東陽インマヌエル Eternal Life's Ownd

ご遺骨のパウダー化で新しい葬送の形を創っていきたいと願っています。召された方への本当の想いとは、決して形にこだわることではなく、土から生まれたものは土に帰すというシンプルな方法で葬ることがベストだと思っております。

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